はるなおって

【和日遊日 はるなおって】

昭和12年

初代 春木直吉と呉服屋の娘であった幾枝が結婚。
直吉は自分で商売を興すため、修行に行き、独立の準備をする。

昭和18年

「春直呉服店」を立ち上げる。
幾枝の着物の良し悪しを見抜くセンスと、直吉の商売の才覚で軌道に乗せる。

エピソード
祖母は、商売一途な人でした。自分がとにかく着物が好きなので、京都や東京に仕入に行ったらまず自分の物、それからお客様用を次から次と購入。一回の仕入れ額がとにかく多く、祖父も大変みたいでした。
またほぼ毎朝、美容室に行って髪を整えてもらい、着物で生涯通した人でした。

昭和44年

二代目昭樹と金沢から嫁に来た和子が結婚。東京の商社で商売の仕方を学んできた昭樹と、常にお客様のことを考え、大切にした和子の二人で春直を盛り立てる。

昭和46年1月

三代目として現社長の直樹が生まれる。小学校、中学校は七尾で過ごし、金沢の高校に行き、下宿生活。東京の大学を卒業し、京都の染め物問屋できものの出来る工程などを勉強し、平成10年に七尾に戻ってくる。

エピソード
洋服が好きで、華やかにみえるアパレル関係に進むことも考えた。そんな時、父が「継がなくていい、お前の好きな仕事に就けばいい。」と言われ、逆に祖父と父が大事に積み上げてくれた家業を継ぎたいとの思いが強くなった。

昭和55年8月

個人商店から商号「有限会社 春直呉服店」と法人化。

エピソード
父は本当は東京にずっといたかったそうですが、祖父がほぼ無理やり連れ戻しにきたそうです。本を読む量が半端なく、いろんな知識があり、ついついお客様との会話が長くなることがしばしば。また母は「問屋さんとはケンカしてもいいのよ、お客様を守るためならね」とお客様第一を実践していた人でした。

平成17年11月

三代目直樹と看護師をしていた未央子が結婚。

平成19年3月

能登半島地震で、店舗が大規模半壊の被害をうける。4か月の工事を経て、8月リニューアルオープン。多くのお客様に助けて頂き、再び、新しいはるなおとして商売を軌道に乗せる。

平成26年10月

三代目直樹が社長に就任。

平成28年10月

屋号を「和日遊日 はるなお」に変更。

【和を日常に取り入れて、日々楽しく過ごそう】との思いからそう名付けました。
様々なターニングポイントがありましたが、現在お客様と一緒に、自分たちも楽しむことを考え、いろんなことにチャレンジしています。

きものは現在、なにか式典例えば「成人式」「結婚式」「入学式」「パーティー」など特別な時に着る衣服になっているように感じます。そんな人生の節目のイベントにきものを着るのはとても素敵です。
きものを着たという思い出は、生涯残ると思います。

もちろん式典も大事ですが、もう少し気軽にきものを着てもらいたいのです。
キモノを着て「ちょっとミシュランのお薦めのお店で食事する」「ふらっと美術館で絵画を見てくる」「街なかのお洒落なカフェにいく」など想像したら素敵でワクワクしてきませんか?

そんなステキな非日常をキモノで感じて頂きたい。
私たちも一緒にワクワクしながら、誰にでもできる楽な着物の着方、またTPOに合わせたきものコーディネイトなどのお手伝いをさせていただけましたら嬉しいです。

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